2018年2月21日に発売された《マキアージュ》ドラマティックパウダリー UV。とにかく売れに売れているパウダリーファンデーションということで、シェアNo.1というデータもあるそうです。
仕上がりや成分の特長、気になるカバー力などなど、美容ライター的な目線でご紹介します!
それにしても、長谷川潤さんの美しさよ……。
ファーストタッチで「何コレ?! すごいキレイ!」と口に出た
仕事柄、多くのファンデーションを試すわけですが、最初に触って肌にのせたときに出てくる言葉は「ほほうー、なるほどね」というものです。
ところが。
マキアージュのドラマティックパウダリー UVのファーストタッチときたら、本当に驚きましたよ! 大げさじゃなくて「えっ? なにこれ、キレイなんだけど……」という驚きの気持ちでいっぱいに。
もともとは2015年に誕生したファンデーションが進化したということで、あんまり期待値が高くなかったというのもあります。というのは、アップデートしたファンデって「はい、いつも通りですねー」みたいな仕上がりになりがち。
だから「ファンデーションが進化を遂げるのは難しい」という思いがありました。そんな思いを吹っ飛ばすほどだったのが、マキアージュだったのですよ。
肌にすーっとスポンジを滑らせたら……ふわっ!と軽く、ぱっ!と明るく、ほわっ!と毛穴レスに。鏡にうつっている肌が、たちまちキレイになっていく……!
言葉としてあまり使わないようにしているのですが「魔法のファンデ」と言っても過言ではありません。
ムース生まれだから、とにかく軽い!
ドラマティックパウダリー UVのいちばんのおすすめポイントはどこか、と聞かれたら、サファイアは迷わず「軽さ」とお伝えしたいです。
肌にファンデーションが乗っていると、なんとなく重みを感じるものですが、このパウダリーファンデーションは、まったく重みを感じない。むしろ「軽さとは何か」を感じられるほど軽い。
これを実現しているのは、2015年の発売から採用されているムースプレス製法のたまものです。美容液水とパウダーをムース状にして、そーっとプレスすることで固形にしていくという製法。このため、粉だけどしっとり感のある不思議なテクスチャーが実現しています。
アルビオンのシフォンファンデのようなイメージです。比べると、シフォンは湿式製法なので、もうちょっととろけるような、しっとり感を感じます。
マキアージュはしっとり感よりも先に、ふわっと感を感じて、その一瞬あとにしっとり感が来る感じ。
それにしても、ムース生まれなのは前作と同じなのに、より軽くなっていることに驚きました。本当に。
軽さ、明るさ、カバー力のヒミツは新開発の粉体にあり
進化したポイント、そしてサファイアが軽さに驚いたという理由、それは新開発されたパウダーにあります。
従来は「カバーする粉体」「透明感を演出する粉体」「血色感を増して見せる粉体」「ツヤを出す粉体」と様々な粉体をミックスさせていたのですが、なんと新開発の《360°美肌パウダー》は、1つで4つの役割を満たすというハイパーな粉体。
そのため、配合する粉体を減らせたこと、無重力級のパウダーであることで、軽さが実現しているというわけです。これホントすごい。
《360°美肌パウダー》の特長は、その形状。ちょうど「*」という形をしている粉だと思ってください。この粉が、まずは肌の細かい凹凸にそって薄く均一にフィット。厚塗り感は出ません。軽い粉なので、毛穴落ちもなし。
さらに「*」の形の特長として、光を乱反射する効果があります。粉の段階で光が乱反射するので、ぽわーっと光が放たれているような明るさが出てくるわけですね。この光を纏っているだけでも、シミや赤みといった色ムラはだいぶカバーできます。コンシーラーであれこれするほうが悪目立ちするかも。
さらにさらに、この「*」パウダーは光の中でも、赤い光だけを取り込むという特長が。肌内部に赤の光が届いて、肌の奥から赤の光が反射してくるのですが、このとき、肌の内側からの光で毛穴の影が飛びます。光で毛穴レス!
肌の表面に戻ってきた赤い光は、再び「*」で乱反射します。すると、ぽっと灯るようなやさしい明るさが肌に生まれます。赤い光が、健康的でいきいきした肌に見せてくれるという寸法です。
スーパーヒアルロン酸配合で、粉っぽくなるのを防ぐ
パウダリーファンデーションへのイメージとして「粉っぽい」「厚塗りっぽい」というものがあると思いますが、ドラマティックパウダリー UVについては、そのどちらもクリアしています。
まず「粉っぽい」件。ムースプレス製法というのは、粉自体があらかじめほどよく湿っている状態。なので、いわゆる粉感はほとんど感じないと思います。
それでいてパウダリーのパウダー感が、ふわっとさらっときめ細かい肌を演出してくれるのがいいところ。粉の種類も少ないので、粉同士がくっついてヨレたりダマになったりする心配もなし。
パウダリーファンデーションを使っていて、肌が乾燥してくると「粉っぽさ」が出てきますが、そこは保湿成分のスーパーヒアルロン酸を配合していることに注目。粉なのに、あまり乾燥しません。肌あれを防ぐスキンケアパウダーも配合されているので、「カピカピからのドロドロ」というような崩れ方はほぼしないと思います。
そして「厚塗りっぽい」というイメージは、もうそれはマキアージュに限らず、パウダリーファンデーションにとっては過去のものだと思います。粉っぽい、厚塗りっぽいのは、かえってリキッド&プレストパウダーを愛用している人のほうかもよ?
多少はくずれるけれど、重ねてもヨレないのがほんに優秀
いま世の中は「くずれないこと」がファンデーション選びのポイントになっているようですが、サファイア的には「多少くずれてもいい。その代わりリカバリーしやすいかどうか」をポイントにしてみてほしいです。
朝の肌を一日中キープするのは、不可能だと思うのです。汗も皮脂も出てくるし、日中だけでも体温の変化もあるし。キレイな肌をキープするには、ちょこまか直したほうが逆にイージー。その点、ドラマティックパウダリー UVは、ふわりと軽いテクスチャーだから、ヘンな厚みも出ないし、パッと肌が明るくなるし、リカバリーがしやすいです。
絶対にメイク直しができないという人でも、ドロドロしたくずれかたじゃないことを覚えていてください(さすがに真夏はムリですが)。ファンデが落ちているところと、残っているところの境目を、指でふぁふぁっとなじませると、大分マシになります。これもまたリカバリーのしやすさの一つ。
本当にくずしたくない人は、マキアージュの下地「ドラマティックスキンセンサーベース」を一緒につかうのがおすすめです!

(※2019年2月にリニューアルしました。レビューは前作のものです)
リキッド派の人も、とりあえず一度お試しする価値あり
サファイアも普段はリキッド派なのですが、いやー、やっぱりパウダリーファンデって、手間なくキレイに仕上がる! と実感しました。
メイクを始めたときからリキッド派、という人も多いようですが(最近だとBB派とかクッション派とかも多いんだろうな)、これまでパウダリーを敬遠してきた人にこそ、試してみてほしいファンデーションです。
そして、冒頭でサファイアが叫んでしまったという「何コレ?! すごいキレイ!」という感動をぜひとも共有したい。
「いままでまともなメイク経験がなくて……」「メイク初心者で、なにを揃えればいいのか分からない」という人にも、とってもおすすめできるファンデーションです。
これまで、ブログではエスプリークやコフレドールのパウダーファンデーションを紹介してきました。



しかし、やはり思います。マキアージュ、売り上げNo.1になるはずだわーと。ほかのファンデーションもとても優秀で、キレイな肌をつくってはくれるんですが「浮気しても、また戻ってきてしまう」ような、気持ちが落ち着くような「私の肌」に出会えるファンデーション。
うん、本当に「いいファンデーション」だと思います。
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