アベンヌといえば、温泉水スプレーの『アベンヌ ウオーター』が代表的なアイテムです。
「デルモコスメティック」という考え方のもと、皮膚科学にもとずいて開発された低刺激で敏感肌でも使えるスキンケアコスメがたくさん揃っていますが、意外に知られていないかな?と思うのは、肌のアブラっぽさやテカリ、ニキビケアができる【クリナンス】というシリーズ。
どんなアイテムがそろっているのか? どんな成分が配合されているのか? どんな人におすすめなのか? などなど、クリナンスシリーズについてご紹介します。まずは、洗顔料の「クリナンス クレンジングフォーム」についてご紹介します。
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「クリナンス」はどんなシリーズ?⇒皮脂&毛穴対策ができる!
アベンヌには肌悩みに合わせていくつかのシリーズがあります。「クリナンス Clearance」というくらいなので、きれいさっぱりしてくれる、ぐらいの意味というかニュアンスですね。
どんな肌に向けたシリーズかといえば
脂っぽさ、毛穴が気になる敏感な肌へ
あるいは
毛穴が目立つ、混合/脂性肌へ
ということです。つまり「テカる」「ベタつく」「毛穴が開く」「ニキビできやすい」という肌に向けたシリーズ。それに、脂っぽいけど敏感、とか、ニキビができてて敏感状態、みたいな肌の人にもいいと思います。
敏感肌=乾燥、というイメージがありますが、人によっては敏感肌なうえに脂っぽくなる・テカるという人もいるんですよね。正直、乾燥だけしていてくれたほうがまだマシ。どうやってスキンケアをしたらいいのか、戸惑ってしまう人も多いでしょう。
あるいは、男性。ニキビが多かったり、割と肌が弱いのにテカリは気になる、という男性は年代を問わずに結構多いのでは?
まとめますと
- 敏感肌なのに乾燥よりテカリベタつきが気になる
- 皮脂が多くて毛穴が開いて見えてしまう
- ニキビができやすいが、皮脂が多くて治りづらい
というような肌悩みを持っている人におすすめです。では、製品のポイントについて見ていきましょう。
クリナンス クレンジングフォーム:洗顔料
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128g ¥1800/2018年3月21日発売
脂っぽさ、毛穴が気になる敏感な肌へ
ニキビを防ぎ、毛穴の汚れをきれいに落とす
すっきり洗顔フォーム
脂っぽい肌の場合、なんだかんだで洗顔することが大事です。肌にとって必要な分より、多く皮脂が出てしまっているの状態なので、その「余分な皮脂」をオフするには洗顔がいちばんです。
それと、肌の上に余分な皮脂が残っていると、皮脂が酸化して肌あれしてしまうということもありますね。「朝の洗顔は、お湯だけで洗顔料なし」という美容法もありますが、脂っぽい肌、ベタつく肌の人は朝も洗顔料を使うのがベターです。
さて、クリナンスの洗顔フォームのポイントです。
①アベンヌ温泉水配合。肌を徐々に静かにしてくれる
アベンヌ温泉水には「ミネラルバランス」と「バイオコンプレックス」という2つの成分的な特長があります。音声水というか地下水なので、ミネラル分が豊富なのは理解できますね。バイオコンプレックスというのは、ペプチドやアミノ酸、糖類などが含まれていて、それが肌にいいバランスで入っているということ。
で、肌を徐々に静かにしてくれる。静かにしてくれるというのがわかりにくいですが、たとえば肌の熱を抑えたり、角層のいい状態に整えてくれるということです。このアベンヌ温泉水がまずはベースになっています。
②ペポカボチャ種子油を配合。皮脂バランスを整える
ペポカボチャ、とは聞き慣れないカボチャですが、カボチャというよりパンプキンといったほうがイメージしやすいのでしょうか? タネを食べられるものもあるそうです。へえ。
海外のナチュラル系コスメに配合されがちなペポカボチャ種子油ですが、主な目的としては皮脂バランスを整えるということです。
洗顔料は洗い流してしまうものだけに、ま、入ってないより入っててくれたほうがありがたいよね、という感じですね。
③洗い上がりはつるつるに
古い角質や毛穴の汚れ、余分な皮脂を取り除くのがこちらの洗顔料。さっぱりとした洗い上がりなので、男性にもおすすめできるのと、ニキビケアにもよさそうです。
中高生のニキビケアといえば、プロアクティブが思い浮かぶわけですが、そちらに手を出す前に、とりあえず洗顔料だけアベンヌを使ってみて「ニキビ用のコスメとのつきあい方」を感じ取るのもいいと思います。
皮脂が出てきてメイクくずれしちゃう、という人は、乾燥具合を見ながら朝だけはこの洗顔料を使う、という作戦もあり。
ニキビや顔のベタつきが気になる男性も、朝だけはこの洗顔料を使って洗顔しておくと、テカリが出てくるまでの時間稼ぎができるかも。敏感肌の人や、ちょいアトピー寄りなんだけど、アブラがどしどし出てくるタイプは、出てきた皮脂にかぶれて、炎症が起きて肌が赤くなったり、ニキビが悪化しちゃったり、ということがあるので、洗顔料を変えてみるということも選択肢に入れてみてください。
配合成分が、外国だなって感じで面白い!
アベンヌの製品は、フランスの「ピエール・ファーブル」というメーカーが作っているので、日本向けとはいっても処方は先方で行われています。
そのため、「日本だとあまりお見かけしないなー」という成分が配合されていたりして、ちょっと面白いです。いったん、全成分表示を見てみましょう。
温泉水、ステアリン酸、パルミチン酸、PEG-12、グリセリン、ヤシ油アルキルグルコシド、水酸化K、水、ラウリン酸、コカミドMIPA、ステアリン酸PEG-2、BHT、ブチルパラベン、セトリモニウムブロミド、ペポカボチャ種子油、エチルパラベン、メチルパラベン、フェノキシエタノール、プロピルパラベン、サリチル酸、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛
温泉水がトップに来ているのは、アベンヌ温泉水ですね。そのほかは「まあ、洗顔料だな」というものが続いているわけですが、サファイア的に注目したいのは、最後の3つ。
すなわち、サリチル酸、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、の3つです。
サリチル酸は毛穴とかテカリとかに向けたコスメによく配合されている成分。ピーリング効果もあるけれど、洗顔料なので、ピーリング効果というよりも抗菌作用とかのほうがメインなのかな? と思います。ま。これは一般的。おなじみの成分です。
その次が面白い! グルコン酸亜鉛と硫酸亜鉛。
これってフランス発の化粧品でよく見る成分なんですよね。日本だと、硫黄(イオウ)を配合しがちなのに、向こうだと亜鉛。
グルコン酸亜鉛は、ビオデルマのクレンジング、セビウム エイチツーオーに配合されているし、硫酸亜鉛はラ ロッシュ ポゼの化粧水、ゼロ サンクに配合されているもの。収れん効果があるのか、抗炎症や抗菌作用があるのか、皮脂抑制効果があるのか、いまひとつハッキリとは分からないのですが、とにかく良さそうです。
説明が少ない成分なのは「説明するとまずい」とかではなくて、海外処方なので日本の基準では説明しにくい、くらいの事情だと思います。肌に悪いとかそういうのではありません。
洗顔料を変えるだけでも、肌は変わると信じてみましょう
洗顔料はどうせ洗い流すから、と思いがちですが、どっこい洗顔料ひとつで肌は変わってきます。とくに、テカリや皮脂、ニキビが気になる人にとっては「何を使って汚れを落とすか」というのがスキンケアのテーマの中心にして考えてみるのがおすすめです。
それと、もしも乾燥が気にならないならという前提でTipsを紹介すると、ぬるま湯よりもちょっとだけ高い温度のお湯で洗顔してみることを試してみるといいかもしれません。
肌にいい温度というのは、32℃が目安という説がありますので、それよりもちょっと高めの33℃~34℃くらいにしてみるというものです。32℃のぬるま湯だと、肌に必要な皮脂を落としすぎないというのが理由なので、ちょっと皮脂多めに落としたいなと思ったら、ちょっと温度を高めにしてみるという作戦です。肌がパリパリしたら、即中止でお願いします。
洗顔したら、水分を多めに補給することをお忘れなく。アベンヌ ウォーターでもいいし、オイルフリー&アルコールフリーの化粧水やジェルで、肌を落ち着けることをお忘れなく。
ということで、アベンヌ クリナンス クレンジングフォームのご紹介でした。それではごきげんよう~。
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