資生堂アクアレーベルのキー成分【チャージアミノ酸】って何?

資生堂 アクアレーベル チャージアミノ酸

プチプラスキンケアといえばおなじみのアクアレーベル。そのキー成分は【チャージアミノ酸】だとご存じでしょうか? 【チャージアミノ酸】こそぷるぷる肌の立役者。というわけで【チャージアミノ酸】について語ります!

アクアレーベルは化粧水とオールインワンが人気!

アクアレーベルは¥2000以下のアイテムが揃う、プチプラスキンケアブランドです。まずは、ブランドコンセプトをチェックしてみます。


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毎日、ぜいたくな肌効果を


あれこれ使えない、あわただしい時も。
じっくり肌に向きあいたい時も。
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そんな気持ちに応えるスキンケアがアクアレーベルです。


美肌のための成分をおしみなく配合した、高機能処方。
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心地よくお手入れを楽しみながら、クリアで弾む肌へ。
あなたのペースに寄り添いながら、
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とくに人気なのは美白の「ホワイトケアローション」という印象がありますね。しっとりしながら透明感アップできる実感がありますので、これは納得。

ほかにオールインワンのジェルやジュレも大人気。数々のベストコスメを受賞しているだけに、実力は折り紙つきといったところでしょうか。

あまり知られていないが、キー成分は「チャージアミノ酸」

アクアレーベルについてのレビューや解析などを見ても、ほとんど紹介されてないけれど、実はかなり大事な成分が「チャージアミノ酸」です。

「チャージアミノ酸」はシリーズ全品に配合されているものなのですが、あまり触れられていないのが謎。公式サイトでもあまりフィーチャーされていないんですよね。しかし、実際は「チャージアミノ酸」こそが肌のハリや透明感をもたらすキー成分といっていいんです。

では一体「チャージアミノ酸」とは何か? について説明したいと思います。ここから、かなり長くなりますので!

アミノ酸はアミノ酸でも、ちょっと違ったアミノ酸

『「チャージアミノ酸」って言っても、アミノ酸って体のなかにあるし、べつに特別なことってなくない?』と思うでしょう、そうでしょう。

それはですね、半分合ってて半分間違っています。もともと体内にある成分だというのは確か。そして、肌のうるおいに役立つ成分だというのも確か。

がしかし。アクアレーベルに配合されているチャージアミノ酸は、ちょっと違うんですね。その理由はアミノ酸はアミノ酸でも《D体》と言われるアミノ酸を用いているからです。「なにそれ?」って思った人は、まず以下のサイトをご覧ください。アミノ酸といえば、の味の素のサイトです。

参考 アミノ酸の名称につく「L」「D」「DL」とは?

上記サイトから一文を引用します。


体たんぱくを構成するアミノ酸は不思議なことにすべてL体です。D体のアミノ酸は自然界に存在しないとされてきましたが、実はいろいろな役割を持って存在していることが近年、見出されつつあります。


https://www.ajinomoto.co.jp/amino/manabou/kuwashiku1.html

つまり長年「体の中にあるアミノ酸はL体のみ」とされてきたわけですが、「そうじゃない!ヒトの体内にD体のアミノ酸も存在している!」と解明したのが資生堂と九州大学との共同研究だったのです。

詳しく言うと「日本でおそらくここにしかない分析技術を開発した」ということになります。D/Lアミノ酸高感度一斉分析装置なるものを開発したそうです。そのあたりを分かりやすくまとめたムービーがあったのですが、非公開になっているようなので(残念!)、関係のあるプレスリリースを以下のリンクにてご紹介しておきます。

世界初。資生堂が発見した「D-アミノ酸」とは?

というわけで、体の中にもD体アミノ酸が存在することを見つけた資生堂。どんどん研究をすすめて参ります。

いちばん最初に目をつけたのが「Dーグルタミン酸」というアミノ酸です。これは赤子さんから幼児さんの肌にたくさん含まれていて、さらに肌のうるおいバリアを回復させる役割があるアミノ酸だと突き止めたのです。つまり、ベビーの肌にたくさん存在している!

いっとき「ベビーアミノ酸」として配合されていたのが、こちらの「D-グルタミン酸」です。現状の製品にも配合されています。なので、雑誌やサイトなどでもしも『赤ちゃんみたいなもっちりぷるぷる肌に近づける』という表現がされていたとしても、決して誇張してるわけではないし、あながち間違いではないのだと覚えておいてくださいね。

こちらのプレスリリースも参照されたい

チャージアミノ酸として配合されている主なアミノ酸は?

お話が遠回りしてしまいましたが、さて本題は「チャージアミノ酸」です。「チャージアミノ酸」を構成するアミノ酸として注目されているのは次の4種類。

  • D-グルタミン酸
  • D-アラニン
  • D-アスパラギン酸
  • D-メチオニン

パッケージを見ると、D体で配合されているものもあれば、DL体で配合されているものもあるようです。それぞれの役割を一言ずつ説明すると。

  • D-グルタミン酸:バリア機能の回復
  • D-アラニン:基底膜を修復
  • D-アスパラギン酸:コラーゲン産生促進&太いコラーゲン形成を促す
  • D-メチオニン:紫外線から細胞(線維芽細胞)を保護

というような研究結果があるそうです。すごく分かりやすく言うと「しっとり」「ぷるぷるハリ」「弾力」に関わる要素にアプローチしているということ。

そしてD-アミノ酸は体内では合成されないということも分かっているようです。そのため、食品から補う必要がある。とくに発酵食品にD-アミノ酸が豊富に含まれているそうです。発酵食品は肌にいい、という昔からの感覚って、実はしっかりエビデンスで裏づけられるってことですね。面白い!

ハリと透明感、両方を目指すならアクアレーベルがいい感じ!

というわけで「チャージアミノ酸」についての解説など行ってきました。そこから振り返ると、アクアレーベルのオールインワンのキャッチコピー『瞬間エステ』って、大げさじゃないなーと思います。

「デパコスにも負けない肌実感」というレビューもたくさん見受けられますが、確かに、と納得できるスキンケアシリーズだと思います。ブルーのボトルの美白シリーズが人気ですが、どのアイテムもプチプラ以上の働きをしてくれる、と確信をもっておすすめできます。

それではこのへんで。ごきげんよう!

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