「透明感ってどういうこと?」と思ったら、とりあえず試してほしいファンデーション。
それが【雪肌精 スノー CC パウダー】です。雪肌精の隠れた名品といってもいい。
SNSでは「#お金で買える透明感」というハッシュタグがあるほど、透明感メイクは大人気。なかでも、セザンヌやクリニークなどのチークや、カラー下地で肌の透明感を出すメイクがおすすめされています。
しかし!
雪肌精のパウダーファンデーションは、ひとあじ違う透明感が手に入るのがポイント。
その透明感とは? どんな仕上がりになる? などなど、【雪肌精】スノー CC パウダーについてご紹介します。
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雪肌精 スノー CC パウダー/コーセー 【全3色】【SPF14・PA+】【2018/3/16発売】
色ではなく”質感”で肌の透明感がアップする!
たとえば、くすみをカバーするためにパープルの下地を使う、肌を明るく見せるために青みチークを使う、というのが透明感アップメイクの考え方。つまり「色」で肌を調整するテクニックです。
ところが。【雪肌精 スノー CC パウダー】の透明感は、色ではなくて質感でつくるもの。「透明感アップ」というフィルターを肌にかけるように、ふわっと明るい透明感のヴェールをかけるような仕上がりに。
言葉だけで伝わるかどうかは難しいのだけど(だからこそ、店頭でタッチアップしてほしい!)、とにかく、これまでイメージしていた「透明感」とは違った、新しい「透明感」を体感できるファンデーションなのだと言えます。

https://www.kose.co.jp/
たとえるなら淡雪が溶けこんだような透明感
【スノー CC パウダー】の別名は「肌どけファンデ」。雪肌精のブランドコンセプト「白い肌より、雪の肌」をうまく表現したなー!という商品に仕上がっています。
このファンデーションは、粉雪をそっと手に取って肌にまぶしているような、繊細なタッチの感触。肌に、まさしく透けるような肌の質感が広がっていきます。そうね、サファイア的には【淡雪ファンデ】と呼びたいほど。
粉雪の透明感を肌にまとうことで、清楚で清潔感のある仕上がり。あるいは、涼しげな風をまとっているような仕上がり。そんな肌が実現して、うれしい気分になってしまうほどでした。
カバー力は低め、SPF値も低め。でも許す!
パウダーファンデーションに求められる機能でいちばんのものは「カバー力」。その点【スノー CC パウダー】は、はっきり言ってカバー力は低いです。
しかも紫外線カット効果も低いです。SPF14・PA+という数値。
日中に使うファンデーションとしては頼りない? と思いますが、それでいいんです! 問題なし! 許す!
というのは、このファンデーションは「透明感を出す!」ということに特化していて、その目的をしっかり果たしているから。
とにかく透明感を出すことに一直線という製品は、かなりユニークだと思います。
使い方のポイントなど
なにせカバー力が低い&紫外線カット効果が低いので(このか弱さ、深窓の令嬢ぽいですね)、日焼け止めとある程度カバー力のある下地が必要です。
BBクリームやCCクリームといった、色つきの下地と合わせることをオススメしたいです。
「それって仕上げのパウダーとは違うわけ?」と思いますよね。当然です。
仕上げ用のパウダーと比較すると、スノー CC パウダーは肌をキレイに見せてくれる効果が高いです。その点、ファンデーションと名乗るだけのことはあるな、と納得できる美肌力あり。
ふわっとさらっと、すべすべになるので、メイク直しで使っても粉っぽくなる心配はありません。
日中、ずっと透明感のある肌でいられる幸せを感じられるファンデーションだと言えましょう。

http://www.kose.co.jp/
「肌の透明感とは?」という疑問に答えをくれる
スノー CC ファンデには、美容マニア&雪肌精ファンの鼻息が荒くなるような、開発ヒストリーがあります。
まずは開発にあたって、「メイク肌における透明感の定義」を導き出したこと。
つまり「透明感とは何か?」という言葉で説明しにくいことを、ばっちり言葉で説明してくれています。公式サイトからその定義をお借りしてきました。
これのどこか面白いかというと、関西学院大学との共同研究でみちびき出されたという点です。
エビデンスっていうヤツですが「透明感に必要な要素はこれ!」ということが分かりますね。
ちなみに関西学院大学の長田教授のサイトにも結果が出ていますのでご参考までに。
参考 素肌の透明感とメイク肌の透明感の比較Nagata Lab.この研究で「透明感とはなにか?」という一定の答えを出して、その答えに見合うファンデーションが開発されたというわけです。はー、本当に面白い!
「透明感」を追い求めた製法&処方
とにもかくにも、透明感を追い求めている【スノー CC パウダー】。
透明感を実現させるための条件として「均一でナチュラルな美膜」×「極上のスキンケアタッチを叶える」という目標を達成するべく、「スキンケア製法」と「ソフトタッチプレス」という製法が採用されています。
まずは「スキンケア製法」&「ソフトタッチプレス」について説明します。公式サイトのムービーと合わせると、より分かりやすいと思います。
雪肌精のスノー CC パウダーの「スキンケア製法」とはどういったものでしょう。
1:美容液プールの中に粉体を漬け込む。
どんな美容液かといえば、まずは雪肌精といえばのハトムギ発酵エキス。それにトウキエキスやメロスリアエキスといった雪肌精でおなじみのエキスも入っているとか。他にもノイバラエキスやジオエキスなどが採用されているようです。
粉体をぜいたくなまでの美容液に漬け込むと、どんないいことがあるのか?と疑問ですよね。
これは粉体自体にしっとり感を持たせることで、なめらかな感触や粉っぽさのない仕上がりを実現させるためのもの。乾いた粉体をぎゅっとプレスするだけでは、実現できない感触なのです。
粉体を見れば「メルティングスノーパウダー」「雪の結晶状パウダー」と素敵な名前のものが配合されているところも、ぐっと来ます。
2:じわじわっとチカラを加えてプレスする「ソフトタッチプレス」
じんわりじんわり、丁寧に圧を書けて行くことで、粉体がキレイに揃うのだとか。すると、肌にのせたときにその粉体がなめらかに肌にのびていく。つまり、均一で薄膜な美膜ができるというわけですね。
【ちなみに】
パウダーファンデーションの場合、いかに粉っぽさをなくすかが問題。そこで、配合される粉体を美容液でコーディングしたあと、時間をかけてじっくりプレスする製法があります。
いわゆる「湿式製法」というやつです。湿式ファンデーションの代表といえば、アルビオンのパウダーファンデ「シフォン」がありますね。
★ホワイトシフォンを紹介しています

ファンデのなめらかさや、仕上がりのふんわり感を比べてみるのも楽しいですよ。
くすみケア、保湿ケアの成分も配合
おもに美容液プールの中に配合されていると思われる成分もチェックしておきたいところ。
ハトムギ発酵エキスは、乾燥によるくすみをケア。トウキエキス、メロスリアエキス、ノイバラエキス、ジオウエキスは保湿成分として配合されています。
どれも透明感のある肌へと導く、和漢植物エキス。雪肌精の和漢植物エキスへのこだわりが、ファンデーションでも反映されています。立派です。
「お金で買える透明感」ってあるんだよ!
繰り返しになりますが、色ではなく質感で透明感をもたらすファンデーション、それが【雪肌精 スノー CC パウダー】です。
はっきり言いますが、最初に使ったときは「ふーん」くらいの仕上がりです。「まあ、こんな感じだよね」っていう。
それが、ある日のメイク中にふと「この前まで、もうちょっと透明感出せてたはず。何を使ったんだっけ? ・・・・・・あ、雪肌精だ!!」という瞬間が訪れました。
やはりほかにはない透明感なんですよ。肌の質感が統一されている透明感。厚塗り感のない、すべすべした肌だけに許される透明感。メイクはしているけど、透けるような仕上がり。さらりと涼しげな雰囲気まで・・・・・・。
しかも皮脂ぐすみしにくいので、透明感が長続きするのもいいところ。なんとか、このファンデーションをもっとメジャーな存在にしたいものだと願うばかりです。
それではこのへんで。ごきげんよう。
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