コスメデコルテが誇るハイプレステージブランド「AQ」。その美白ラインの3品について、特長や成分、メカニズムについて解説します。
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AQの美白ラインは全部で3アイテム
AQ ホワイトニングラインは、2018/3/16に発売されました。2017年にAQラインがフルリニューアルしていました。2018年に入って美白シリーズが追加された形ですね。
ラインナップは全部で3アイテム。それぞれを詳しく見ていきましょう。
AQ ホワイトニング エマルジョン(医薬部外品)200ml ¥10000:乳液
コスメデコルテは乳液先行タイプなので、まずは乳液をご紹介です。
透明感を引き出して、色ムラのない肌印象へ。
キメひとつひとつに発光するような
輝きをあたえ、肌をやわらかくほぐす美白乳液。
乾燥していたり、日焼けの影響でくすんで見える肌を、ふくふくとした肌に整える乳液です。キメの乱れを整えてくれる働きもあり。
役目としては乾燥してキメが乱れた肌表面をほぐすこと。キメが乱れていると、それだけ肌がくすんで見えるためですね。
使い方は、洗顔後すぐに。コットンに適量を含んで、顔全体になじませていきます。
コットンでなじませるときに、キメのひとつひとつに届けるような気持ちで丁寧になじませるのがコツ。香りを楽しみながら、細胞という細胞をうるおいで包むようになじませましょう。
AQ ホワイトニング ローション(医薬部外品)200ml ¥10000:化粧水
続いてのステップは化粧水。
まるで、ローションマスクの高保湿感。
乾燥でくすみがちな肌もつやめきで満たし、
肌本来の透明感をかなえる美白化粧水。
使い方は乳液のあとに。こちらもコットンに適量を含ませて使います。パッティングするように肌になじませていくのが基本の使い方。
ですが、せっかくの高保湿感を堪能するにはコットンをゆっくりとすべらせて、まんべんなくなじませるのがよさそうです。
化粧水の役割は、乳液と同様に乾燥でくすんで見える肌をみずみずしくうるおすこと。うるおすことで、肌の透明感(というか反射率)を上げる係といったところ。
ローションマスクをしているような、密封感が特長です。つやっとぷりっと肌を整える感じ。
AQ ホワイトニング クリーム(医薬部外品)25g ¥20000:クリーム
ラインのなかで、いちばんお値段が張るクリーム。
クリームに、高機能美容液発想。
うるおいを貯えて日中ダメージをケアし、
輝く透明感にみちびく美白クリーム。
使い方は夜のお手入れの最後に。適量をとって、顔全体になじませるだけでよいですね。
1日1回の使用なので、かなり長持ちすると思われます。
クリームの役割は、睡眠中にじっくり肌へアプローチすること。日中に受けた乾燥や紫外線などのダメージを癒やしてくれます。もちろん保湿効果もあります。
共通して配合されている成分は?
3品に共通して配合されている成分について見てみましょう。
AQシリーズ共通成分
ホワイトニングシリーズを含め、AQシリーズ全体の共通成分があります。
ホワイトムクナエキス
「肌・感度を高める」エキスと説明されています。ムクナというのは豆の一種のようです。
ざっくり言うと、細胞のなかにエネルギーのもとになるクレアチンを引き込むための玄関みたいな部位の発現を増やすという働きが期待されているもの。
エネルギーのもとを多くとりこむ=エネルギーの量が多くなる=細胞活性がアップ=ヒーリングシグナルを活用、ということらしい。ヒーリングシグナルの正体が分かりません。
白樺水
名前の通り、白樺から採取される水。当然のことですが天然のミネラルやアミノ酸を豊富に含んでいるという特長があります。白樺樹液というドリンクもあるほどなので、栄養は豊富のよう。
飲料・化粧品原料として最近よく聞くようになったので、製造と流通が確立したんだなと思います。
ダブルペプチド
線維芽細胞に働きかけるペプチド。
細胞を活性化してくれる成分ですね。
AQホワイトニング共通成分
コウジ酸
美白有効成分。メラノサイトに届いてメラニンの生成を抑える成分です。サファイア的には効果感の高い成分です。
マグノリアエキス
朴の木の皮から抽出される成分。朴の木の樹皮は、生薬としても利用されているそうです。
生薬としてはヒスタミン放出を抑える効果があるそう。
ちなみに香調は「フローラルウッディ」。神秘の花と呼ばれる月下美人をアクセントにした、爽やかながらも優美な香りです。
ターゲットは「ストレス由来のシミ・くすみ」
シミやくすみの最大の原因は紫外線です。ところが、ストレス由来のシミやくすみというものもあるんですよね……。生きているだけでシミができるとか、どうなってんの?と思っちゃいますが。
ではそのメカニズムについて見ていきましょう。
- ストレスを受ける→脳がストレスに反応
- ストレスに対応する物質が分泌される
- その刺激が真皮の肥満細胞に届く→ヒスタミン放出→炎症→ターンオーバー乱れてくすむ
- 別ルートではストレスによってメラノサイトが活性化→メラニン過剰生成
- したがって、ストレスがかかると「くすみルート」「シミルート」の両方が動く
- 結果、ストレス由来のシミ・くすみができる
- ちなみに加齢によって脂肪細胞が増加する→ヒスタミンが放出されやすい状況
という具合です。シミやくすみは様々な要因が絡んでいて、各メーカーともにどのルートにどうやってアプローチするのかという点で研究が行われています。
AQホワイトニングでは、ストレスによるシミ・くすみに着目。とりわけ、ストレスと肥満細胞の関係をフィーチャーしているのがポイントです。
ちなみに、肥満細胞は今年に入ってからスキンケアのキーワードに浮上しています。他メーカーでも肥満細胞に着目したシリーズがちらほら。これからちょっとだけホットなトピックになるかもしれませんね。
【結論】いろいろあるけどリラックスして使えばよし
メカニズムも成分もいろいろ難しいですね。これ、全部を理解する必要はありません。知っていて損はないのですが、それより大事なことがあります。
リラックスして使うこと。
これにつきます。そもそもAQは「リラクシングと肌の関係」を科学的に追求しているシリーズ。
そのため、成分的な効果だけでなく、感触や香りといった心へのアプローチもおろそかにしていません。だから、大事なことはリラックスして、この3品に身を委ねること。
香りやテクスチャーを肌と心で感じることで、スペック以上の美肌を目指すのが先決です。
決してお手頃ではないスキンケアです。でも効果というより「お金で買えるやすらぎ」だと思えば、毎日がちょっと幸せになると思います。
では、ごきげんよう。
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