しっくりと肌が落ち着いてくる化粧水
クリニークの美白ライン「イーブン ベター」。ブライター エッセンス ローションは、肌の炎症を抑えて、しっくりと落ち着かせ、色ムラやくすみのない肌へと整える化粧水です。
コンセプトや成分など、商品情報をまとめます。

- 医薬部外品
- 200ml ¥6500
- 2018/2/16発売
美白モノにしては保湿力が高めなのがポイント
クリニークというブランドにとって、化粧水とは「古い角質をとりさるもの」。ベストセラーのクラリファイング ローションがそれですね。
ところが日本の女性達は「化粧水でうるおいを与えたい!」または「化粧水って保湿してくれるんでしょ」と思っている人がほとんどです。
じゃあ、っていうんで誕生したのが前世代のイーブン ベター エッセンス ローションでした。ブランドで初めて”与える”ことを目的にしていたのが特徴です。
日本人女性の肌を分析した結果、角質層が薄く、刺激を受けやすい肌だということに着目して開発されました。手元に資料がないのですが、顆粒層に着目していたものだったと思います。
参考:雪肌精MYVも顆粒層に着目しているコスメの一つです

美白より揺らぎ肌&肌あれ対策にいいかもしれない
リニューアルにあたって新しく搭載されたのが「インフィニット ブライト テクノロジー」です。効きそう、というよりも、強そうなイメージですね。
「インフィニット ブライト テクノロジー」とは、刺激や炎症、肌荒れを鎮める効果に特化したテクノロジーとのことです。
美白コスメとして真夏に使うのはもちろんおすすめなのですが、春先や秋口の花粉症&季節の変わり目を乗り切る用の化粧水としてもおすすめしたいです。
なぜ、揺らぎ肌対策としておすすめなのか? 少々「インフィニット ブライト テクノロジー」について深掘りしながら、理由を整理したいと思います。
美白コスメは「抗炎症」が大事なキーワード
美白コスメを選ぶとき「抗炎症」というアプローチが採用されているかどうか、がひとつのポイントになります。
なぜなら、肌内部に炎症・微弱炎症があると、そこから”炎症が起こってるよー!”という伝達物質が放出されます。
伝達物質が様々な細胞でキャッチされていくと、めぐりめぐってメラノサイトが「じゃあメラニン多めに作りますね!」というサインとして届くというわけです。
炎症性色素沈着というもので、紫外線によるメラニン増加とはちょいと角度が違うメカニズムです。ニキビ跡がうっすらシミになったこと、ありますよね?
同時に紫外線を浴びることでも肌内部に炎症が起こります。炎症を素早くおさえることで、炎症性の伝達物質が放出されない状態に整えて、結果的にメラニンを作らせないようにする、というのが美白のアプローチの一つです。
メラニンやメラノサイトにアプローチするのではなく、そのもっと手前の段階から美白というものが始まっているのですね。
インフィニット ブライト テクノロジーとは?
手元の資料によりますと
シミや色ムラの原因となる刺激を鎮め、肌の炎症(見えない肌荒れ)を抑えます
と説明されています。肌の炎症を”見えない肌荒れ”と説明している点に注目です。肌荒れは見える前にすでに進行しているのですね。
インフィニット ブライト テクノロジーとは、言いかえれば、先進の抗炎症カクテルとのことです。まずは炎症を抑える有効成分として、グリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。そこにプラスして配合されているのがギョクロエキス。はい、玉露です。抗酸化作用のテアニン、抗炎症作用のカフェインといった成分を豊富に含んでいる玉露から抽出されています。
※余談ですが、このギョクロエキスについて知ってからというもの、サファイアは夏は積極的に玉露と緑茶を飲むようになりました。体内からも抗酸化と抗炎症を期待!
ほかに、トウミツエキス、オウゴンエキスもプラスすることで、抗炎症カクテルのできあがり! 紫外線だけでなく、外的な刺激(花粉とかホコリとか)や大気汚染(黄砂とかPM2.5とか)がきっかけとなって起こる炎症もケアできるのです。
これが「揺らぎ肌対策としておすすめ」の最大の理由です。たとえて言うなら「肌の消火器」といったところでしょうか。
美白成分としては、ビタミンC誘導体が配合されています。美白剤としてはプレーンですね。肌のターンオーバーを促進する成分もちょこっと。
ヒアルロン酸ナトリウム、ヒドロキシエチルウレア(尿素に近い成分らしい)、グリセリン、カンゾウ葉エキスが配合されているので、保湿力もそこそこに。
全体としては、美白力はあまり期待せず、肌のコンディションを健やかに整えてくれる化粧水といえそうです。積極的な美白ケアの前提条件を整えるという考え方で使うのがいいと思います。
- 2010:ハイドロキノン配合を越える効果を目指した美容液が誕生。日本、アジアで人気に。さらに「美白」という概念がなかった欧米でも大ヒットコスメとなる。
- 2011:大気汚染と肌の関係に着目。UV下地が登場
- 2014:日本人の肌を研究して”与える化粧水”が登場。
- 2017:炎症へのアプローチを強化した【イーブン ベター ブライター】シリーズが誕生
- イーブン=均一、ベター=美肌、という訳から「均一美肌」「均一美白」というワードが使われる
- 一つの商品につき、のべ7200回のテストを行っている
以上、クリニークのイーブン ベター ブライター エッセンス ローションについてのご紹介でした。参考になれば幸いです。では、ごきげんよう。
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