「コスメのレビューって、上手に書くのが難しい……」「いざとなったら、何を書いていいのか分からない」「書きたいことがまとまらない!」
というお悩みを抱えるあなたにお届けします。実際、美容ライター歴10年超えのサファイアだって、日々「難しいなあ」と思いながら文章を書いています。
というわけで、ちょっとしたコツをまとめてみました!
大事なのは「コスメ愛」をシェアする気持ち
書き方の前に、ちょっとした気持ちのお話。
人はどうしてコスメを手に入れたとき「レビューしたい」「口コミしたい」と思うのでしょう。その理由を少しだけ考えてみましょう。
『いいね!』が欲しい、というのも正直でよろしいです。ですが、本当はもっと純粋な気持ちのはず。
「手に入れたこのコスメについて、誰かに教えたい。話したい。私の気持ちよ、誰かに届け!」ということです。
レビューでも口コミでも、はたまたブログ記事や動画でも、そこにコスメへの愛をたっぷりこめることを大事に思ってみましょう。
上手に書こうなんて思わなくてオッケー
コスメのレビュー&口コミといっても、どこでどのように発表するかによってコツはちょっとずつ違ってきますが、どんな場合でもいちばん大事なのは「感動をシェアすること」です。
「感動」といっても、ただの一言でいいんです。「エモい」とか「可愛い」とか。
フォロワーさんなり読者さんなりを仲のいい友達だと思って、感動をストレートに伝えるということをお忘れなく。
たとえ文章になってなくても気にしない! 文章が苦手な人は、箇条書きでもいいんです。
欲しいな、と思わせたら勝ち
もちろん、レビューや口コミに勝ち負けはありませんが。。。。
でも、あなたのレビューを目にした誰かが「このコスメ、欲しい!」と思ってくれたら、とっても嬉しくなるはず!
自分のためのメモとしてのレビューでも構いませんが、どうせ文章を書くのなら、誰かのハートに響いたら、とても素敵なことだと思いませんか?
具体的な書き方のステップはこちら
レビューを書くときの心構えとしては「伝える」とか「表現する」ということよりも「自分が知りたいこと」をメインにすると書きやすいです。
自分で自分に質問しながら書いていくという方法もおすすめです! ここでは、サファイアがみなさんに簡単な質問をしていきます。
答えをメモしていくと・・・・・・なんということでしょう! レビューが完成してしまいます。
それでは早速、初心者さん向けのコスメレビュー&口コミの書き方レッスンスタート!
- これから説明することを順番にメモするだけで、「それっぽい書き方」になってくると思います。ここでは、レビューする順番=構成についてなんとなく覚えましょう。
- このステップは、インスタなどのSNS、口コミサイトなどに向いている書き方です。
- 「プロのような上手な文章の書き方」については解説していません。それはまた別のお話。
1:どうしてそのコスメをゲットしたの?
最初はこれ。
あなたが「このコスメを欲しくなった理由」について、ひとことで説明してみましょう。
たとえば「SNSで話題だった」「フォローしている●●さんが使っていた」「とにかくひとめぼれ」「毛穴をどうにかしたかった」などなど。
理由もなくコスメを買う人って、あんまりいないと思うんです。まずは、どんなきっかけがあってコスメを買ったのかを思いだしてみましょう。
2:どこで買ったの?
ここは飛ばしてもオッケーです。
しかし。
「ドラッグストア2件はしごしたよ」「カウンターで初めて予約してみたよ」「出会いとしか言えない」「安かったら即ポチったよ」などなど、エピソードがあればぜひとも入れておきましょう。
ちなみにリピート買い、色違い買いだというときも、ここでさらりと触れたりして。
3:ぱっと見てどうだった?
ここはパッケージ含むビジュアル、そして香りなどのファーストインプレッションを言葉にしてみましょう。
たとえばアイシャドウだったら「思っていた以上に繊細なパール感がある」、口紅なら「見た目はすごく派手な色」という説明ができますね。
または「目が幸せになるデコラなデザインが好き」でもいいし「素っ気ないくらいシンプル」でもいいですね。「分かっていたけど、ちょっとアレ」なんて説明も伝わると思います。
スキンケアなら持ちやすさやポンプタイプかどうか、スパチュラが付いているかどうかとかでも。「ボトルが重い」とか「見た目に反して軽っ!」というのも、いいですね。
好きなら好き、可愛いなら可愛い、ダメならダメで構いません。
説明するのが難しかったら、擬音でもオッケーです。たとえば「ラメがキラキラ★でドキドキ♡」「ふぁーっと光って見えた」など(笑)。
実際にコスメを手に取ったときの感動した気持ちであれば何でもオッケー。
「香りがいい」だったり、「パクトを閉めた音がたまらない」とか、そんなことも面白いですね。
4:使ったらどうなるの?
コスメレビューの最大のヤマ場がこれ。「使ったらどうなるの?」の説明です。
メイクアイテムだったら「目が大きくなった」「キラキラしてる」「ツヤツヤして美肌に見える」とか。逆に「ラメ落ちがすごい」「にじむやんけ……」とかの残念ポイントでもオッケー。
ベースアイテムだったら「サラサラだった」「くずれにくかった」「テカらなかった」「思ったより乾燥した」とか。「肌がキレイってほめられた」とか。「すぐくずれる」「時間とともに消失」とか。
スキンケアアイテムだったら「しっとりした」「もっちりした」「浸透がいい」「テクスチャーと香りのバランス最高」とか。肌に合わなかったり、赤くなっちゃったら、それはそれで、その話を聞きたいです。
読む側にとって、ここはかなり詳しくお知らせしてほしいポイントです。「詳しくって言われても、どうゆうふうに?」と思っちゃいますよね。
そんなときは「使う前はこう思ってたけど⇒使ってみたらこうだった」という順番で考えてみましょう。
5:結局、買ってよかった?
……これ、読んでいる方の気持ちとしては「買ってよかった!」の一言を待っていることが多いかも。
レビューした人の、幸せそうな気持ちが伝わってきて、読んでいるこちらも幸せな気持ちになるので、ある意味、幸せ自慢&コスメ愛の爆発というか、そんな気持ちを教えてください。
「買ってよかった!毎日使い倒してます!なくなったらリピする!」とか「これが廃番になったらと思うと震えが・・・・・・」とか。
続けて「こんな人におすすめです!」と思ったことがあれば追加します。
たとえば「乾燥肌におすすめ」「くずれやすい人におすすめ」「●●が合わなかった人におすすめ」などですね。なければ触れなくてもオッケーです。
逆に「買って失敗したなあ……」という結果だったら、それも教えてほしい。理由もあわせて教えてほしい。
「どうして財布を開いたのか後悔」とか「またしても踊らされた自分が憎い」とか「コスメには後悔しているけど、買ったことは後悔していない」とか。
「分かる~、あるある~」って誰かに言ってほしいとき、あるじゃないですか。とくにコスメの話をしているときって。
「本当は02を買いに行ったのに、05に一目惚れして2本買い」みたいなときや「すごく久しぶりに使ったら、すごくよかった」とか。コスメ好きあるあるをトッピングすると、楽しいレビューになっていきますよ。
ポイントをおさえていれば”上手な”レビューになっていく
コスメレビューをするとき、毎回、上の5つのポイントを順番に書いていってみてください。何度も書いているうち、なんとなく慣れてくるのが分かるはず。
慣れてきたってことは、自分の言葉で書けるようになってるってことです。
そして5つのポイントをおさえてレビューを下書きしてみてみましょう。読み返して物足りないなと思った点は、ちょこちょこ追加してください。
「何を書いていいか分からない」って思ったら、上の5つのポイントを箇条書きにするだけでも、立派なコスメレビューのできあがりです。
成分の話は、しなくてもいい。製品について、詳しくなくてもいい。
最近のコスメレビューは成分に触れることが多いですよね。もちろん、コスメに詳しい人であれば成分の話をしてもいいのですが、初心者のうちはあまり成分に触れなくていいと思います。
まずは、自分が思ったことを言葉にするというステップを大事に。
成分ありきで購入したという場合は、ステップ1のところで説明してあげればオッケーですし。メモとしてレビューを利用する場合はあってもいいけれど、おおむね必要ないと思います。
基本的に成分の話は、プロの人の解析におまかせしてしまいましょう。
写真&動画は使う前に撮っておこう!軽く掃除もしよう!
コスメの写真は使う前に撮っておきましょう。使うかどうかは別として、とにかく撮っておく。
できれば角度を変えたり、近づいてみたりなど数パターン。そして、使用したよ、とかスウォッチ後だよ、みたいなときのコスメの写真は、指紋とか粉飛びとか、ティッシュで拭いてから撮るようにするのがちょっとしたコツですね。
どんな写真を撮ればいいかといえば、自分が見たい写真を撮ることです。
自分が他の人のレビューを見たときに「もうちょっとズームしてほしい!」「フタをしめたらどうなってるの?」とか、心に浮かんでくることってありますよね。
その心の声にしたがってパチパチと撮影しておけばオッケーです。
考えるより、まずはメモしてみよう!
「言いたいことがまとまらない・・・・・・」と考えこんじゃうよりも、初心者さんはとにかく上で紹介した5つのポイントをメモしてみましょう。
サファイアのブログ記事であれば、こちらのレビューを参考に。自分で自分に質問しながらつくった記事なので、そのままQ&A方式で記事をまとめています。

以上、コスメレビュー&口コミの上手な書き方についてでした。
もしも質問があったらコメント欄へどうぞ! それではごきげんよう♪
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