ミネラルコスメのパイオニア的ブランド、ベアミネラル。ファンデーションが代表的なアイテムですが、アイシャドウやリップなどのメイクアイテムも充実。
得意としているのは、肌色にぴったりくる色が揃っていること。
というわけで、ベアミネラルの「ジェン ヌード パテント リップラッカー」をご紹介します。発色もいいし、カラーバリエも豊富なので、サファイアとしてもおすすめできるリップグロスです。どんなリップグロスなのか、ポイントをまとめます。
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【商品名】ジェン ヌード パテント リップラッカー
【価格】¥3000 【色数】全10色
ミネラルファンデありきの傑作リップ!
ベアミネラルといえば、クルクル・トントン・サッサ というキャッチフレーズ。知っている人はもう少なくなってきたかもしれません。
日本に上陸した当時は、通販ブランドとして深夜にガンガンCMが流れていたんです。最近、あまり見かけないなー、と思っていましたがQVCでテレビ通販をやっているみたいです。
いまでもファンデーションが主力アイテムではありますが、実はカラーアイテムもとっても優秀なんですよね。なのに、イマイチ人気が出てこないのが不思議。SNSでもメディアでもあんまり見かけない。見た目もシンプルで、アーティストブランドみたいでカッコいいのに。すごく使いやすい色が揃っているのに。サファイア的な「もっと人気が出ていいブランドランキング」の3本の指に入ります。
さて本題は「ジェン ヌード パテント リップラッカー」です。
特筆すべきは、全10色がラインナップしているというカラーバリエーションの豊富さです。しかも、どの色を使っても肌なじみがよく、悪目立ちしないのがポイント。一見、派手な色に見えてもケバくは見えない仕上がりになります。
「ジェン ヌード」のシリーズは、もとの肌色が映えるようにと開発されているそう。
確かに、豊富なカラーバリエを誇るファンデーションをつくっているブランドだけにとにかく「肌色」に対する知見が深い。それも世界中の女性の肌色という肌色を知っている。
ヌードカラーをつくったら、それは上手に色出しできるってこと。そして実際、上手。
うまいあんばいのヌーディカラーが揃っていて、どの色を使っても、肌から浮かない。しかも肌色が映える。いわゆる「ヌーディー」な色だけでなく、パンチのある色もあるのだけど、強い色さえも「ヌーディだな」と思えてしまう、絶妙な発色がお見事です。
色展開は全部で10色。自分の肌色に合わせて選ぼう

スキントーンに合わせたカラーバリエーション
モーヴからベージュまでの肌のアンダートーンに合わせて、似合う色を見つけられるようになっています。上の6色は赤みより、下の4色は黄みよりの発色。
PEACH向けの「スクワッド」がファンデーションで言うところの標準色にあたるのかな。
ミネラルコスメならではの、落ち着きのある発色なので肌から浮く心配はないですね。「しっくりと肌になじむリップ」を探している人にとっては、いちばん自分らしい顔色に見える色をチョイスするといいと思います。
サファイア的にはエヴリシングとダーリンの2色が好みです。アンダートーン、スキントーンはいったん横に置いて、ピンとくる色を選んでも楽しいです。
ひと塗りでフルカバー、異次元のツヤで立体唇を叶える
”ラッカー”と名前がついているとおり、もとの唇の色が透けない発色です。あくまでも肌なじみ&肌が映えること、を第一にしているリップなので、パール感やグリッター感はありません。
厚みのある膜になるので、縦ジワをカバーできるのもうれしいところです。唇をぽってりと見せる、たっぷりとしたツヤがあるので、ただ塗るだけで立体的な口元が完成します。
もとがアメリカのブランドなので、仕上がりはセクシーめ。エロってほどではないのですが、どう頑張っても肉感的な唇になります。「じゃあ下品に見えるんじゃ?」と心配になりますが、そこは肌なじみのいい発色のおかげでセーフ!
明るく元気でしかもどこか色っぽい、という雰囲気の顔が完成するイメージです。
独自のミネラル×ボタニカル天然由来成分配合
ミネラルコスメのブランドなので、もちろんリップラッカーでも顔料はミネラル中心。それでいて、このカラーバリエーションはお見事!のひとことです。
以前のミネラルコスメって「色が地味」という印象がありましたが、技術の進歩があったのか、最近では鮮やか発色もできるようになっているのですね。
しかも今は(2018年現在)、くすみ色のリップが流行中。なんやかんやで、トレンド感のあるリップでもあるというのがポイントです。
さらに、保湿効果の高い植物性成分を配合。代表的なのは、おなじみホホバ種子油。海洋由来成分のアラリアエクスレンタエキスというものも配合されています。これはフランス北部で生育する海藻からとられるものらしい。海藻だからね、保湿効果はあるんでしょう。
ミネラル成分はスミソナイトやコッパー、サッカロミセスなどが配合されているようです。サッカロミセスは「サッカロミセス/銅培養物」と公式サイトで表示されています。酵母由来なのか、ミネラル由来なのか混乱してしまいますが、保湿はしてくれそうです、うん。
まずは発色のよさに惚れる。そして唇が荒れない!
リップグロスというよりは、リキッドリップに分類してよいであろうと確信するほどに発色がいいです。「見たままに発色する」というよりも、「ちゃんと色がのる」という発色のよさ。
サファイアの唇は、割合にダークトーンでしかも青みがあるため、モノによっては唇の色とケンカになることもしばしば。なので、もとの唇の色が透けないのは大変ありがたいところでした。
しかも、くすみ色がそろっていて、今っぽさを演出してくれるのはおいしいところ。
テクスチャーはしっかりめ。みずみずしさはあるんだけど、唇の上でずるずるしないでとどまってくれるのが優秀です。少し重ね塗りしても、重みで下がってくることもなし。結果、ぽってりとした厚みを感じさせてくれるというのは、本当にエライと思います。
うるおい感もあって、カサついた唇でもフィットしてくれた点も評価しておきたいです。
香りは、いかにもアメリカンコスメな感じで甘い甘いバニラの香り。甘ったるいというレベルまでは行かないくらいの甘さです。顔の周りにふわーっとバニラの香りが漂って、癒やされます♡
厚みのある仕上がりなので、多少「もたっ」とした感覚はありますが、ベタベタが気になるというほどではないかも。ベタつきが嫌いな人は、薄塗りしたあとにティッシュオフ、もう一度薄塗り、と塗り方に一工夫してみるといいかもしれません。
ジェン ヌード パテント リップカラーはこんな人におすすめ!
- 肌から浮かないナチュラルカラーのリップを探している人
- 唇の色が悪くて、どんなリップもハマらない人
- 乾燥しないリップを探している人
- どこでも使える万能カラーを探している人
- グロスは物足りないけど、ツヤは捨てがたい人
「肌から浮かず、肌が映えるリップカラー」をつけている女性って、それだけで知的な雰囲気が漂ってくると思います。自分のことを分かっているんだな、と周囲に伝わるというか。自分らしさを大事にしているというか。
なので単にナチュラルなだけでない、洗練されたナチュラル感を求める人におすすめです。
しっかりとしたツヤがあるので(ハチミツっぽいツヤといったらいいのか)、オフィスでツヤリップは御法度だという人は、ツヤを調整するといいかも。
ジェン ヌード パテントリップラッカーの特長まとめ
- GENから生まれたジェン ヌード シリーズ
- NATURAL×ARTIFICIALの融合
GENから生まれたジェン ヌード シリーズ
GENというのは、GENE・GENERATION・GENDERのこと、だそうです。日本語にすると、遺伝子・年代・性別 のこと。世界中のGENのスキントーンに基づいたヌードカラー、というのがこのシリーズのコンセプト。ヌードカラーといってもベージュやブラウンといったトーンだけでなく、ピンクやモーヴまで含んでいるのが面白いところですね。
NATURAL×ARTIFICIALの融合
肌に溶け込むNATURALなカラーに、ラッカーのようなARTIFICIALな光沢を融合させた仕上がりに。ナチュラルは分かりますが、アーティフィシャルはどんな意味かといえば「人工的な」ということ。相反する2つの要素が共存している、ということですね。肌なじみのいいナチュラルカラーと、ラッカーのような光沢、ってことですね。
以上、《ベアミネラル》ジェンヌード パテント リップラッカーのご紹介でした!
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