「水・・・・・・、肌に水を・・・・・・」と常につぶやいている乾燥肌、インナードライ肌の人はぜひともお試ししてほしいジェル。それがクリニークの【モイスチャー サージ 72 ハイドレーター】です。
なんと初代のモイスチャー サージが発売されたのは、1988年!!
以来、リニューアルを繰り返しながら、30年近く愛されているロングセラー商品です。そう、ロングセラーには必ず理由がある!
砂漠肌のオアシス、渇水肌が掘り当てた泉、とでも言うべき存在のジェルについて解説します。
まずはイメージムービーなど。
【72時間持続型保湿】効果を搭載!
まずはモイスチャー サージ 72 ハイドレーターの基本的な情報をおさらいしましょう。

https://www.clinique.jp
【発売日】2018/3/30 【内容量・価格】29g ¥4500、49g ¥6000 【特長】肌の水分量を上昇させるジェル
ぷるぷるとしたテクスチャーで、使い心地はみずみずしく、後肌はベタつかず。
とにかく、保湿に特化したジェルです。その実力は【肌になじませた瞬間から肌の水分量が152%上昇】というデータもあるほど!
何度かリニューアルしながら、30年ものロングセラーになっているのは、信頼感は高いアイテムだという証拠です。
枯れない肌を目指すなら、一度は試してみたいモイスチャー ジェルについて、ちょっと深堀りしてみます。
「肌の中に潤いが残ってる!」と実感できるジェル
肌が乾燥していると、ふとしたときに肌から『シュ~~~』となにかが蒸発していく感覚、ありますよね。
「あ、いま乾燥し始めたな」というのが分かる瞬間と言いましょうか。それでもって『シュ~~~』がはじまると、もう何をやっても乾燥するという、砂漠感から脱出できなくなったりして。
または『やたらアブラが出るけど、なんか肌がぺったんこな感じ』というのも、乾燥肌にはよくある感覚です。
「あ、インナードライ始まったな」というサインにほかならないわけですが、慌ててケアをしても肌はパッとしないもの。井戸が枯れたような感じで、肌の元気と活力がない状態。
モイスチャー サージは、そんな『肌が砂漠』な人も、『井戸が涸れた肌』な人も、もっちりプリプリのお肌に整えてくれるジェルなんですよね。肌の中に水分が残ったままでいられる。
それはなぜか? ということを次に解説したいと思います。
ドライ肌&インナードライ肌のレスキューは、まず水分!
『正しい保湿ケア』『正しいスキンケア』として、バリア機能を強化するためにセラミドを補いましょうという解説をよく見かけます。
確かにそれは正解なのですが、砂漠肌&涸れ肌にとっては、セラミドケアはちょっと時間がかかりすぎる。
「不足しているのは水。だったら、とにかく、たっぷりと水を与えるのが砂漠肌&涸れ肌の正解だ」というのが私自身の結論です。
余談ですが、さらに『肌にとって化粧水で水分を与えても意味がない』ということも言われていて、それもそれで正解なのですが、いや、化粧水大事だよ! 意味あるよ! と声を大にして言っておきたいところです。
となれば、余計な成分やらなんやらは置いといて、水分だけを集中的に補うにはどうしたらいいのか。その答えこそモイスチャー サージなんですよね。
じゅむっ、と水分がしみ出してくるような潤い肌に!!
雑誌やウェブなんかで『肌を水分で満タンにしましょう』というフレーズをよく見かけます。モイスチャー サージが肌をどう変えるかといえば、まさしくこれ。肌がうるおいで満タンになっているという感覚です。
たとえるならば、頬のあたりを指先で押したとき、水がじゅわーっと出てくるんじゃないか?と思うような潤い感。(もちろん実際にしみ出してくることはありませんけども)
そして、潤いが長続きしている実感もあります。
夏であれば、冷房で冷え冷えになった空気がサーキュレーターなどで風として送られるという状況ってありがちですよね。その冷え冷えの風が顔に当たっても、水分が飛んでいく感覚知らずで過ごせます。
冬であれば、北風がぴゆーーーーーと頬を撫でていったあと。「あれ?! 肌にうるおい残っちゃってるよ? 北風に持っていかれなかったよ?」という驚きがあります。
油分に頼らない、水分メインの保湿なのに、しっかりと効果を感じられる。これが30年ものロングセラーを支えているなによりの理由なのだと断言できます。
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モイスチャー サージ 72 ハイドレーターの成分&メカニズムは?
水の潤いに特化しているクリニークのピンクのジェル。商品名にある『72』とは、72時間、保湿効果が持続するという臨床テスト結果を反映したものだそうです。
72時間って・・・・・・えーと、まるまる3日ってことですよ! す、すごい・・・・・・。
そのすごさを支える成分ユアメカニズムについて、ちょっと深堀り解説していきます。
ポイント1:使ってすぐ肌の水分量アップ!
超低分子のヒアルロン酸フラグメントが配合され、塗ってすぐに肌の水分量を高めてくれます。要は分子量が小さいヒアルロン酸を配合していて、肌になじみやすいという事です。ほかにじゃヨーロッパシラカバ樹皮エキス、異糖化糖なども速攻保湿をサポート。
朝の時短スキンケアでも、きっちり保湿ができるということ。これはありがたし!
外資系コスメブランドの成分は、しばしば「調べても全く分からん」という成分が出てきます。たとえばここで紹介した「ヒアルロン酸フラグメント」とか。研究の拠点が海外にありがちで、しかも研究結果は日本で発表されると限った訳じゃないので、仕方ないといえば仕方ないのですが・・・・・・。美容化学に詳しい人に解説してほしいところです。しみじみ。
ポイント2:肌内部の潤い(水分を)巡らせる
表皮の奥にある基底層から肌表面まで、水分を循環させることでうるおいで満たすという働きがあるようです。
カギを握る成分はカフェインとアロエベラ葉水の2つ。この2つが、ハッキリ言ってキー成分です。
水分が巡るには、TEEPという経皮電位差というものが重要らしく。電位差がうるおいやらそのほかもろもろが循環するためのポンプの役目をしている、ということのようです。
このTEEPの働きをサポートするのがカフェイン。
そしてアロエベラ葉水は、特殊な加工を施して、イオン化させた超浸透水という形で配合されています。イオン化されているということは、効率的に体内で使われるという理解でいいと思います。
スムーズに水分補給できる形にしながら、肌を鎮静させる働きもこなすというスペシャルな成分です。
ちなみに公式サイトを見ていたら、メンズシリーズのビジュアルにもアロエがあしらわれていました、おそらく、クリニークの保湿ケア、水分補給ケアの柱になっている成分だと思われます。
ポイント3:肌表面の膜でうるおいをキープする
油分に頼らない保湿ができるモイスチャー サージですが、さりとて肌表面ではうるおいが逃げないようなシールドが必要になります。
そこで採用されているのが「モイスチャー ホールディング スーパー マトリックス」というもの。コレはポリマーなんですが、潤い成分とくっつくという性質がキモ。
肌表面にシールドとなる膜を形成しつつ、同時に磁石のように潤いをとりこむという働きがあります。
『ポリマーが配合されているスキンケアはちょっと・・・・・・』という向きもあるでしょうが、大変、効率的に保湿するためのポリマーなので、そうそう嫌ったものではないなと思います。
そしてもうひとつのテクノロジーが「オスモティック テクノロジー」というもの。これは、肌から水分が蒸発(正しくは蒸散)したときの、細胞膜内外の浸透圧の差に着目したテクノロジーです。
オスモティックショック、浸透圧ショックという言葉があるようで、要は細胞内の水分が浸透圧によって外側に出ちゃうと、水分のバランスが崩れ、それにより巡るものも巡らなくなるというイメージでしょうか。
この浸透圧のアンバランスな状態を整えるというのがオスモティック テクノロジーなのだと、ぼんやり理解できればいいのではないでしょうか。
基本の使い方&使い方はアレンジも!
保湿ジェルではありますが、オールインワンとまではいかない立ち位置です。
基本の使い方としては、朝晩スキンケアの最後になじませるというもの。
洗顔⇒(ブースター)⇒化粧水⇒(美容液)⇒(乳液)⇒モイスチャー サージ 72 ハイドレーター、という順番が基本ですね。カッコの中に入っているアイテムは、お好みで使ったり使わなかったり。肌の調子次第ですね。
公式では3ステップの後に使うと説明されているので、クリームの代わりぐらいに思っておくのがよさそうです。
ただし! ブースターとしてオイルを使っている人は、オイル抜きのステップにしたほうがいいと思います。というのも、先に油分を与えると、ちょっとなじみが悪くなる。相性がいいオイルならオッケーですが、モイスチャー サージの水分メインのケアを取り入れるなら、オイルはいったんお休みするのがおすすめです。
保湿に特化したシンプルなジェルなので、使い方のアレンジが効くのもポイント。
公式サイトで紹介されている使い方のアレンジはこちら。
・ 日中、必要な時に。メークの上からでもつけられます。
・ 5分間マスクとして使う場合は、たっぷりと顔全体にのばします。その後ティッシュで優しく拭き取るか、またはなじませてください。
・ 甘皮、毛先、ひじ等の乾燥しやすい部分にもお使いいただけます。
確かに、頬がカサカサ粉ふき状態になったら、ごく少量をのせるとよさそうです。このとき、パウダーファンデを使っているとちょっとドロドロするリスクあり、かな? どうせなら、ひと思いに顔全体に塗って、ファンデも全体に塗り直すぐらいの気持ちで使うといいかも。
マスクにするのも王道アレンジテクですね。朝にするとメイクのりもよくなりそう。
乾燥しやすいパーツになじませるのは、朝晩つかったあと、手に残った分をちゃちゃっとなじませればオッケー。
あとは、ファンデーションにちょこっと混ぜて使うという手もありますが、むしろ下地に混ぜてあげるほうが潤い対策として良さそうだなと思います。ファンデに混ぜるならリキッドorクリームですが、いま使っているファンデと相性がいいかどうかは分からないし、保湿のためにわざわざ相性がいいファンデを買うのも手間だし。
プチプラのジェルっぽいBB・CCクリームで試してみるというのは、ひとつの手かなと思います。(ジェルタイプはジェルタイプで、ポリマーの相性があるのかな・・・?)
ま、なにはともあれ、最終的にはお試しあるのみなのですけども。
お得なキットとかコフレとかでゲットしてみては?
以上、クリニーク「モイスチャー サージ 72 ハイドレーター」のご紹介と商品情報の説明でした。
いきなり現品を購入するよりも、シーズンによって出てくるコフレやキットで手に入れるのがいいかもしれないですね。たいていミニサイズがセットされているので。
カウンターでサンプルをもらって試すのも、もちろんおすすめです。
最後になりますが、本当に本当に、乾燥肌の人とインナードライの人には試してほしいコスメです。私も何度となく救われています。
乾燥=オイル、という考え方が最近のスキンケアの傾向というか流行なのですが、それよりも「もっと水分を!」と声を大にして言いたいサファイアです。
それではこのへんで。肌の乾きから脱出できる人が、少しでも増えますように。では、ごきげんよう。
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