乳液というより軟膏?! ニキビ肌さんにおすすめ⇒アベンヌ クリナンス エクスペール エマルジョン

アベンヌ クリナンスエクスペールエマルジョン

「デルモコスメティック」という考え方のもと、皮膚科学にもとずいて開発される低刺激で敏感肌でも使えるスキンケアブランド、アベンヌ。意外に知られていないかな?と思うのは、肌のアブラっぽさやテカリ、ニキビケアができる【クリナンス】というシリーズです。

 

どんなアイテムがそろっているのか? どんな成分が配合されているのか? どんな人におすすめなのか? などなど、クリナンスシリーズについてご紹介する第2弾。ここでは、乳液の「クリナンス エクスペール エマルジョン」についてご紹介します。

 

これ、《効く》部類のアイテムな気がしています。

 

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「クリナンス」は『敏感だけど脂っぽい、ニキビができる』肌に向けたシリーズ です

低刺激で皮膚科学にもとずいたスキンケアができるブランド、アベンヌ。温泉水スプレーが代表アイテムですが、肌のお悩みに応じたシリーズも揃っています。

そのうちの一つが「クリナンス」。このシリーズは「肌がテカる」「皮脂が多い」「毛穴が開いてる」「ニキビできやすい」という肌に向けたシリーズ。脂っぽいけど敏感、とか、ニキビがあるから肌にやさしくしたい、という人に向いています。

男性にもおすすめです。カサつきがちだけどおでこがテカるとか、できれば脂っぽい肌に見せたくないとか思っている人は試してみる価値ありです。

男女を問わず、中学生や高校生のいわゆる「思春期ニキビ」にお悩みの人もお試しして見る価値ありのシリーズです。

ひとことでまとめるならば

年齢・性別を問わず「肌が弱いけど、皮脂も多い、テカリやニキビをなんとかしたい!」

と思っている人におすすめのシリーズです。全部で3品ありますが、とりあえず洗顔料&いまから紹介する乳液の2アイテムを、いつものお手入れで使ってみてください。

クリナンス エクスペール エマルジョン:乳液

 

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アベンヌ クリナンス エクスペール エマルジョン

39g ¥2600前後 2018年3月21日発売

 

脂っぽさ、毛穴が気になる敏感な肌へ

皮脂悩みにフォーカスして集中的にケアする乳液

乳液なのですが、保湿目的の乳液とはちょっとテイストが異なるのがこちら。乳液というより、なんていうか軟膏チックなムードが漂っています。お手入れというよりも、治療っぽさがあるというか。ま、そこがいいところなんですけどね。

それでは、どんな成分が配合されているか、どんな使い方がいいのか、などなどを見ていきましょう。

アベンヌ温泉水を配合。肌のバランスを整える

全成分表示の、いっとう先に表示されているのは「温泉水」。アベンヌ村で採取される温泉水ですね。ここの温泉水の特長は《ミネラルバランス》&《バイオコンプレックス》というバランスのとれた成分になっていることです。

この温泉水がベースとなって、すべてのアベンヌ製品がつくられています。

保湿もできるし、テカリも抑えられるから下地としても◎

朝晩のスキンケア時に、洗顔⇒化粧水⇒(美容液)⇒乳液の順番で使うのが基本の使い方です。保湿というより保護という感じで、顔全体になじませるというのが基本的な使い方

朝はプラスして日焼け止めが必須です(紫外線はニキビの炎症を悪化させるリスクの一つなので、ニキビ肌の人はパウダーでもなんでもいいので紫外線をカットしましょう!)

メイクする人はこのあとメイクをする、のですが・・・・・・。この乳液、日中のテカリ予防のために下地っぽく使うのもアリかなーと思います。もしくは、日中のメイク直しのときにも、部分的に塗っちゃうとか。

というのも、肌の保湿バランスをキープするという働きはありながら、多孔質の粉体「ポリメタクリル酸メチル」という成分が配合されているから。つまり、出てきた皮脂を吸着してくれるので、ベタつきやテカリなどを抑えられる。

セザンヌやプリマヴィスタなどのテカリ防止用下地を使って、肌の負担になっているなと思ったら、クリナンスの乳液を下地として使って見るのも手。

男性の場合も、日中のテカリを抑えられる(ある程度ですよ)ので朝、出かける前に額から鼻の周りなどに塗っておくとよさそう。

思春期チームのみなさんも、これなら学校でも塗っていることがバレないので、朝の洗顔後、化粧水して、この乳液を塗るとテカリが抑えられる(あくまでも時間稼ぎ程度ですよ)と思うので、使ってみたらいいんじゃないかと思います。

注目の成分 その①ディオレニルⓇ

ディオレニル。これはアベンヌ皮膚科学研究所が開発した独自の成分です。公式サイトに、説明があったので引用してみますね。

「ディオレニル®」は、脂性肌の方に起こりやすい肌あれを防ぐ成分、「1,2‐オクタンジオール」と「α-リノレン酸」をエステル結合させた前駆体(新規開発化粧品原料)で、生体内の酵素(リパーゼ)作用により、肌の中で2成分に分解されます。

※角層

出典:アベンヌ皮膚科学研究所「サイえんすとマナぼ!」

・・・・・・分からない。なにが分からないのか分からない化学の説明です。

「1,2‐オクタンジオール」またの名を「カプリリリルグリコール」というのは、保湿性がある成分で、かつ抗菌性が高い成分ということらしいです(間違っていたら指摘してください)。そして「α-リノレン酸」は不飽和脂肪酸(オメガ3)で、抗炎症作用や肌を柔らかくする効果がある、らしい。

それで、ポイントになるのはこの2つを結合させることで、アクネ菌の大好物だという皮脂の成分に構造がそっくりになるということ、らしい。

イメージとしては、アクネ菌がもりもり食べる⇒分解される⇒2つの成分になる⇒抗菌&抗炎症が発動⇒アクネ菌増えない&炎症おさまる、という感じでしょうかね。

あー、そういえば。まったく関係ない話ですが、メモ的に。マルラオイルだったか?なんとかオイルだったか?のセミナーで、皮脂に含まれる組成の話を聞いたことを思い出しました。ニキビができやすい人は、皮脂の中に含まれるなんとか酸が足りないとかなんとかって話があったな・・・。資料、捨てちゃったよ・・・。

注目の成分 その②ラウリン酸グリセリル

これはまた検索しても働きがよくわからない成分です。どっちかっていうと、海外コスメに配合されがちな成分なのかな、という感触ですが。。。。

こっそりお伝えすると、ラウリン酸グリセリルは男性ホルモンの活性を阻害して、過剰な皮脂分泌をコントロールする働きが期待できるそう。

男性ホルモンといえば、皮脂腺を刺激することでおなじみです。皮脂量が増えたり、毛穴が閉じたり、とニキビにとってはやっかないな存在。ストレスが要因となって男性ホルモンの分泌量が増え、体内のホルモンバランスが乱れることで、大人ニキビを悪化させているという説もありますね。

とりあえず、皮脂量のバランスを調整してくれる成分、と思っておけばよさそうです。

注目の成分 その③X-プレシン™

名前だけなら強そうです。または、未来っぽさ満点です。

その正体は、パパイヤ由来酵素のコンプレックス成分。パパイヤ由来酵素といえばパパインですね。パパインについて分かりやすい説明を見つけたので引用します。

パパイヤ酵素とは、未成熟のパパイヤ(青パパイヤ)から得られる乳液を集めて乾燥、粉末化したものです。(黄色く熟したパパイヤは酵素がほとんど残っていません。)パパイヤ酵素の最大の特徴は生きているタンパク質には作用せず、死んだタンパク質や脂肪に対する分解能力が高いことで、肌に必要なものは落とさずに老廃タンパク質や老廃油脂だけを取り除くことにより、ピカピカ・ツルツルの張りのあるお肌へと導きます。

こちらは入浴剤をつくっているメーカーさんのようですが、昭和42年からパパイン配合の製品を製造しているということで、信頼性は高いのではないでしょうか。

なんといっても「生きているタンパク質には作用せず、死んだタンパク質や脂肪に対する分解能力が高い」というのがポイントですね。へー。

古い角質がたまりがち、というよりかは、毛穴が塞がっちゃいがちな人は部分的に使ってもいいですよね。塞がるというのは『角栓が、薄皮の下に透けてみえるけどびくとも動かない』みたいな感じ。

ニキビの人も、普通ならある程度ニキビが育ったら膿っぽいのとか芯っぽいのとかが出てきて治るはずなのに、気がついたら毛穴が塞がってて肌の内側で着々と赤みが広がって固くなっちゃう、みたいな場合もありますよね。

そういうときに、狙いを定めてちょちょっと塗っておくとよさそうです。

酵素=洗顔料、っていう思い込みがありましたが、よく考えると日中に肌のうえでおだやかなピーリング的な作用が続いてくれるほうが効果はあるんじゃないか?

毛穴さん、ニキビさん以外で、いま肌トラブルは別にないよーという人でも、肌がつるんとしてくる感じは出てきそう。それってつまりメイクのりが良くなるってことだし、しかも皮脂を吸着する成分も入っていることを思い出すと、やっぱり下地として使っちゃうのがいいような気がします。(日焼け止めは別に塗らないとだけど)。

テカリ防止、ニキビ防止に活躍させるべし!

思いのほか長くなってしまいました。

ここまで見てきてサファイアの率直な気持ちは「肌に悪さをする成分は入ってないなあ」というもの。皮脂対策ができると同時に、適度に保湿もされるのがいいところ。(ただし肌が乾燥しがちな人は保湿が足りないかも)。

部分使いしてもいいし、それこそ軟膏っぽく毛穴用にしてもいいし。朝出かける前に下地として仕込めるし。

あとは、お値段がちょっとだけ高いのかなー?という気がしないでもないけれど(理想なら¥1800くらいか)、ドラッグストアで買うことを考えるとポイントためたりなんだりすれば、それほど割高ではないような気がします。

初めのほうでも触れましたが、いわゆる顔全体をおだやかに保湿しながら皮脂ケアもする、というよりも、マジで治しに来てるヤツ、という感じ。

皮脂かぶれして赤みやかゆみが出ちゃう、なんて人も常備しておくと安心できるのかなと思いました。

以上、クリナンス エクスペール エマルジョンのご紹介でした。それでは、ごきげんよう。

 

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