【SPF・PA】SPF25・PA+++ 【容量】30g 【色展開】全6色 【価格】¥6000 【発売日】2018/8/18
スキングレイジング ファンデーションは『ナイショの盛り肌』というキャッチコピーとともに登場しました。いやー、たしかに盛れる! 盛れまくれる! めっちゃ肌がキレイに見える。
最初に使ったときは「いや・・・・・・、カバー力ありすぎだし・・・・・・、厚塗りに見える気がするし・・・・・・」と思っていたわけですが、ちょうどいい分量、ちょうどいい塗り方に慣れてくると、新しい世界が広がったといってもいいくらい、お気に入りになりました。
なんといってもカバー力が高いのに、圧倒的なツヤがある。肌がぱーっと明るく見えて、乾燥もしない。
《リアル映え》という言葉で頭がいっぱいになるくらい、リアルな美肌をリアルに楽しめるファンデーションだと思います。
ところで「グレイジング」って何のこと?
コスメの商品名は英語とかフランス語とかが多いので「どういう意味???」と思ってしまうことが多いわけですが、こちらのファンデーションも然りです。スキングレイジング ファンデーション。分からないのは《グレイジング》とは何か、ということ。
このファンデーションのインスピレーションは「肌をグレイジングする」という点にあるそうです。
グレイジングとは、油彩画などで用いられる仕上げ技術とのこと(らしい)。透明な絵の具を薄く何層にも重ねることで、水や空気、空などに表情を与える技法(らしい)。つまり、透明な層を厚くしていくことで透明感の深み、分かりやすくたとえれば、空気の質感が伝わってくるような仕上がりを与えることができるそうです。
肝心なのは「下の層の色が透けるように仕上げる」こと。スキングレイジング ファンデーションのインスピレーションのもとになっているのはこの点です。
肌にのばすと、3層を形成するというのが面白い!
肌をグレイジング仕上げにするためのテクノロジーはどういうものか? というと「3つの効果をかなえる3層からなる化粧膜」を形成する、というもの。
どれだけ薄くぬっても、3層になるのだから面白いなあと思います。
具体的には
- 最下層(肌に密着する層)⇒ハイカバー層:シアバターとミツロウが保湿しながら、肌の色ムラなどをカバー&トーンアップする層
- 中間層⇒ハイクリア層:3種のハチミツとサクランがうるおいキープ。厚みのある層で透明感とツヤを演出する層
- 最上層⇒ロングシールド層:くずれにくさを担当する層
と、それぞれにちゃんと役割があって、それぞれの効果が発揮されるように考えられています。つまりは、しっかりカバーするけど、その上からツヤと透明感がプラスされて、ホールドされるからくずれにくい!
かなりな欲張りファンデーション、と言ってもいいですねー、これ。
成分のお話の前にパッケージを見てみましょう。
見ていただきたいのはチューブ上部にあるデザイン。よーく見ると「H」と「B」があしらわれているのが分かります。
そう、これはキー成分の「HONEY」そして「BUTTER」の頭文字。
3種類のハチミツ、そしてシアバターが配合されているのです。これがキー成分。どんな効果や役割をしているかを見ていきましょう。
《クリームファンデ》だから、さぞやなめらかなテクスチャーだろうと想像するものですが、このファンデーションはどちらかというと「ねっちり」系の感触。(ちゃんと広がるのでご安心を)。この「ねっちり」系のペーストっぽいテクスチャーに触れるたび、ハニーとバターの濃密さを実感することができます!
ぴったりと肌にフィットする仕上がりです。それだからこそ、という部分もありますが、なんだか乾燥しない。粉ふきすることなんてないし、夕方のカサつき感もなし。とにかくしっとり感が続く実感があります。
肌のツヤ、と一言にいってもみずみずしいのか、オイル系のヌメっとしたツヤなのか、いろいろあるわけですが、ハチミツが配合されていることで、なんともいえない厚みと透明感のあるツヤが手に入ります。もう「あー、ハチミツねー、なるほど」って言っちゃう感じ。リップグロスのツヤにイメージとしては近いかな?
とまあ、なんだか唯一無二な感じの使用感なんです。ちなみに配合されている3種類のハチミツは、ラベンダーハチミツ・ライチハチミツ・オレンジハチミツ。おいしそうなハチミツばっかりで「ハチミツ買いに行こうかな」なんて気分にもなっちゃいますね。
下地がいらない!
このファンデーションの特長のひとつに「下地がいらない」という点があります。なんたってカバー力が高い&肌への密着度が高いために、下地は不要ということです。
もちろん、お好みで下地を使ってもいいと思いますが、まずは下地なしでどんな仕上がりになるのかを確認してみるほうが先ですね。
色選びには時間をかけて正解!
アルビオンのファンデーション全般の話として、見た目の色よりもちょっと明るめ(白め)に仕上がることが多いです。このスキングレイジングファンデーションもまた然り。ちょい明るめかな?という発色です。
普通ならここで「下地で明るくすることを考えると、ワントーン暗めの色をチョイスするほうがおすすめ!」と言うところですが、はたと考え込みました。
カバー力が高くって、ツヤもあって、油絵のような仕上がりになる・・・・・・と考えると、むしろ明るめ色をチョイスして、顔の中央部分に厚く、フェイスライン周辺はごく薄くのせることで、めっちゃ立体感が出せるかも?と。
中心厚め、外側薄めのグラデーションにすることで、自然とシェード効果も出るし、うまくすると小顔に見える(かも。断言はしない)。
もちろん仕上がりは使う人それぞれの好みなのですが、ひとつのアイデアとして頭の片隅にでも置いていただけるとうれしいです。
塗り方のコツをつかむまでちょっと時間かかる!
繰り返しますが、とにかくハイカバーなファンデーションです。そしてクリームでありながら、ペーストのようなテクスチャー。
なので、初めのうちは「塗りにくいかも」と思うかもしれません。ちょっとムラになっちゃうかもー、という感じで。が、そこは慣れです。指で塗ることを推奨されていますが、確かに指で塗るのがいちばんいいかもなーと。コツとしては「顔に塗る前に、ちょっとだけ手のひらで温めてゆるくしておく」ことぐらいでしょうか。
ヘタをすればコンシーラー並みのカバー力なので、ごくごく薄く塗るだけでも美肌に仕上がると思います。というか薄めかなと思うくらいでオッケーです。つまり「ファンデの量」より「つい塗り重ねたくなる気持ち」をコントロールするほうが大事!
ツヤがすごすぎてテカって見えるかも?!
ツヤとテカリの境界線が分からない、という件はさておいて。なんといっても【リアルを超える透明感】をかなえるファンデーションだけに、ツヤが満タンな仕上がり。
ツヤは好きだけど、テカって見えるのは嫌だという人は仕上げのパウダー必須です。あんばいはお好みで。
ただ、仕上がりのツヤをあえて表現するなら「ペかーっ!!」という感じ。テカリは「ぬらっ」とか「ぎらっ」とした感じですが、それとは似て非なる肌になるのは覚えておいたほうがいいです。美容レベルが1UPします。
顔全体がまんべんなくツヤにあふれていたら、あんまりテカリには見えないんじゃないかな?と思いますが、こればっかりは好き好きですからね。
スキングレイジング ファンデーションってどういう人におすすめ?というのを最後に一言。これ、20代の人におすすめです。下地にファンデ、コンシーラーまで頑張って肌をつくっている人に「これ1個で済むよー!」と大声で叫びたい。
しかも20代が使ったときの盛れるっぷりたるや、かなりの美肌力だと思いますですよ。保湿力も高いから、肌がカサつきがちだったり粉ふきしがちだったりする人にも良さそうだし。
どちらかというと秋冬向けかな?という仕上がりではありますが、一度試してみてください。あ、もちろん20代じゃないお姉様達にもおすすめですよ!
それではこのへんで。ごきげんよう!
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